自分の選んだ職業の素晴らしさを改めて感じた日
2024/03/04 by 研修生AD 小野寺
こんにちは!研修生ADの小野寺です!
3月3日(日) 都内で東京マラソンが開催されました。
研修が始まってから初めての大きなイベントです。
私は他番組での研修で、東京マラソンの事前準備はほとんどできませんでしたが、大会当日はADとして参加しました。
大会当日の大きな仕事は、収録素材と生放送を撮影するために、走っているタレントさんを見つけて併走をするというものです。
収録素材を撮影する場所と、生放送を撮影する場所は異なるため、技術さんやランナーのサポートさんの先導を切って電車移動しなければなりませんでした。
さらに、生放送はオンタイムで撮影しなければならないため、撮影する場所はタレントさんの走るスピードによって予定とは異なる可能性がありました。
サブコンと呼ばれる情報を総括しているところから、随時連絡をもらい、生放送を撮影するにはタレントランナーとどこで合流すれば良いかを逆算して
考えなければなりません。
そのため、事前に生放送のコース付近の駅を把握しておく必要があり、本番前日に収録地点と生放送地点の周辺の駅、全部で3駅分を歩いて回り、駅間は歩いて何分かかるのか、電車に乗ると何分で到着するのかを入念にチェックをしました。
そのおかげで、本番では予定の2つ前の駅で合流することになりましたが、無事にタレントランナーと合流することができました。
そして、ただ併走するだけではなく、たくさんのランナーがいる中での撮影のため、一般ランナーの方へコースを空けていただけるよう、お声がけをしました。
4〜5kmの間、荷物を前後に抱えながらの併走で大変でしたが、“タレントさんとカメラマンさんがスムーズに通れるようにすること”に精一杯で、疲れなど感じている暇がありませんでした。
前で併走していてタレントランナーさんのきつそうな表情も多々見受けられましたが、沿道からの声援に笑顔で応えている姿を見て、東京マラソンという大きな舞台で、ADとして併走させていただいていることに私自身も喜びを感じました。
また、併走をしたのは生放送の時間帯のみでしたが、担当したタレントランナーさんが完走したと聞いた時、自分のことのように嬉しかったです。
全ての仕事が終わって家に帰ってから、どっと疲れを感じ、正直大変ではありましたが、
今回、東京マラソンという大きな舞台でこのような経験をして、改めて自分の選んだ仕事は素晴らしいと感じることができました。
テレビ番組は、出演する人だけがいても放送はできません。テレビのその裏で、たくさんの人の苦労と努力があって放送できています。
私が選んだ仕事は、自分にフォーカスがあたることはありませんが、カメラに映らないところで出演者さんをサポートしたり、テレビを放送する上での準備をしたりすることで、素晴らしい番組を作ることができます。そして、その番組を観る多くの人に、笑顔と勇気を与えることができます。
これから自分が行う仕事のひとつひとつは、番組制作のほんの一部かもしれませんが、多くの人に届けることができるということを決して忘れずに取り組みたいと思いました。
東京マラソンを通して、大きく一歩、成長することができました。