良樹細根を育てる
2024/04/08 by 新人AD 小野寺
こんにちは!新人ADの小野寺です!
4月から正式に番組に就かせていただくことになり、日々新たな学びが多々あります。
今回は面接の際に提出をした自己PR書をもとに、最近の業務についてお話ししたいと思います。
【良樹細根】
良い樹というのは必ず、根が地中深くまで、広く細かく張っている。
根が丈夫だと、樹は自然と幹を太くし、枝を伸ばし、綺麗な葉を茂らせる。
人は、きれいだな、立派だな、と 地上に見える枝葉ばかりに気が取られがちだが、 目に見えない根っこの部分にこそ、 意識を向け、育ててやらなければならない。
これは私が中学生の時に恩師からいただいた言葉です。
根が増えれば、大きな木として、何年、何十年も立派に立つことができます。
私は毎日、新たなことを経験し、仕事を覚えることで、この根の部分を丁寧に育てていると実感しています。
そして、今回は2つの業務(根)についてご紹介します。
1つ目の根は「街録」です。「街頭インタビュー」と言った方がイメージできる方も多いと思います。
研修時から数えてみると、すでに3回の街録を経験しました。
街録の難しさは、街で一般の方にお声がけをして、まずは撮影のご協力をいただくこと。
そして、オンエアで使えそうな、インタビューのテーマに合ったベストな答えをいただくということ。
これが、思っていたよりも難しいと感じました。
先日の放送で、私が声をかけた方がオンエアされました。「この人、私が交渉したんだよ!」と家族に伝えました。
自分が街録をしにいった映像がオンエアされると、とても嬉しくなり、思わず、オンエアを観ながら大きい声を出してしまいます。
一般の方にご協力をいただいているため、最後に「ありがとうございました」と相手の目を見てしっかりとお礼をすること、
お礼をしながら深く頭を下げることを常に心がけるようにしています。
これからもたくさん街録をする機会があると思うので、声をかけて断られ続けても、めげずにモチベーションを高く持とうと思います!
2つ目の根は「収録時のリハーサルの代役」です。
収録の際には、毎回リハーサルを行い、カメラのアングルと音のチェックをします。
より本番に近づけるために、出演者本人になりきって代役をするのもADの仕事のひとつです。
先日の収録で、MCとゲストがダンスをするという構成がありました。
私は運動部に所属していたためスポーツには自信があります!
そのため、ある程度いろんなジャンルのスポーツはできるものの……
リズム感がなく、ダンスだけは壊滅的にできないのです…
ここだけの話ですが、収録前日の夜中、嵐のA・RA・SHIダンスを全身鏡の前で一生懸命練習しました。
当日、リハの時間が押していたため、ちょっとだけ「ダンスパートのリハ、なくならないかな〜」とか思ったりもしました(笑)
しかし、もちろんなくなるはずもなく、3回ほど踊りました。
リズムが速すぎてついていけず、練習の成果を発揮することはできませんでしたが、とにかくノリノリでリズムに乗ることを意識しました。
多くのスタッフがいる中で、イレギュラーなリハを乗り越えるということが大事だと思うので、このような良い経験ができてよかったです。
1年目からレギュラーの番組に就かせていただくことは本当に光栄なことなので、日々、目の前にある仕事、自分に与えられた仕事に誠実に取り組みたいと思います。
そして、常に「良樹細根」という言葉を心にしまっておき、自分の根をより多く、より太く、立派な木になれるよう、積極的に仕事を覚えていきたいです。