3つの壁
2021/05/17 by 新人AD木本
こんにちは!新人ADの木本です。
今回は番組制作の根幹である企画書の作成についてお話しします。
番組を作るにはまず企画書を作らなければなりません。各テレビ局から新しい番組のアイデア募集が会社に届きます。そして私たちが今までにない番組の企画書を考え、形にしていきます。初めての企画書作りには、いくつも壁がありました。
まず第1の壁。
「思いついたものが元々放送されている番組に似ている。もしくはほぼ一緒。」
テレビ局にない新しいものを考えなければならないのです。
新人それぞれ様々なジャンルで企画書を作っていたのですが何処かしら似ている部分が見つかり、テレビ好きが仇になっていました。
新しい番組を考えることの難しさ、そして今放送されている番組を考えた方々の凄さを痛感しました。
そして第2の壁。
「面白いことを考えても、それをうまく文章にすることが出来ない。」
文才の無さが露呈しました。どれだけ面白いことを考えられてもそれを分かりやすく端的に伝えられなければ意味がありません。なぜなら企画書を読むテレビ局の方々は応募された何百〜何千の企画書を読んでいるからです。よくありがちな文章だと他の企画書に埋もれてしまい、印象に残りません。
最後に第3の壁。
「目を惹くレイアウトを作れない」
試行錯誤して文章が完成してもレイアウト次第で企画書の印象が格段に変わります。
イメージは広告を作る作業に近いと感じました。
例えば字の大きさやフォントの変更、画像の位置を変えるなどデザインに正解はありません。
ただ一つ全てに共通していることは「企画書は読む側のことを考えて作る」ということです。
「面白いアイデア」も「分かりやすい文章」も「見やすいレイアウト」も読む人に企画を採用してもらうためにしています。採用者の方に直接会うことはできなくてもホスピタリティは大切だと感じました。
テレビ業界で働くからには自分の企画で番組作りがしたいので、これからも日々精進していきます。
写真はそれぞれの企画書を読んでアイデアを出し合っているところです。