諭吉vs聖徳・渋沢!
2019/04/29 by 新人AD中村
こんにちは、2連続登場、中村です。
25日(金)、私も街頭インタビューに行って参りました!
場所はもちろん、"街頭インタビューの聖地"、「SL広場」です。
↑和気藹々とした中学生男女4人組に撮ってもらいました
ここはとにかくサラリーマンを中心に人が多く、それでいてゆったりとしていて、インタビューのしやすい環境でした。聖地たる理由がわかった気がします。私以外にも5組ほど、アンケートやカメラでインタビューしていました。
そんなインタビューのテーマは、「『聖徳太子』『福沢諭吉』『渋沢栄一』の1万円札の中でどのお札が好きか?」です。
2024年にお札が刷新されるということで、このテーマに決めました。世間でも新しいお札のデザインが賛否両論出ていますが、過去現在のものと比較したとき、世間の人はどう思っているのか、世代を問わず50人に聞いてきました。
↑みなさんの好きな1万円札は?
○結果発表
1位 福沢諭吉(24票)
理由 : 見慣れている、安心感がある、馴染みがある、「ユキチ」って感じ
2位 聖徳太子(20票)
理由 : 歴史の重み、品・格式がある、高級感、渋い、幼少期1万円札は憧れだった
3位 渋沢栄一(5票)
理由 : 出身(埼玉県深谷市)が同じ、デザインが斬新、もともと知っていた、全国各地で活躍したからゆかりがありそう、デザインが華やかで明るい
その他 わからない(1票)
理由 : 女性がいいから津田さんの5千円札がよい(新しい5千円札は津田梅子さんです)
回答していただいた方たちの年代
10代(10人)
20代(7人)
30代(2人)
40代(4人)
50代(7人)
60代(8人)
70代(9人)
80代(3人)
1位は福沢諭吉のお札でした。
やはりみなさん見慣れていることもあり馴染みがあるようで、盤石という感じでした。私の世代もそうですが、若い人は1万円札=「ユキチ」というような、一種のキャラクターのように捉えている方も多く、その点も人気のポイントなのかなと思います。
ちなみに福沢諭吉の1万円札は2種類あり、現行のものは2004年から、1つ前は1984年から使われていました。
↑こちらが旧型のものです
↑こちらが現行のもの、比較すると様々な点で違いがわかりますね
2位は聖徳太子のお札でした。
これは1958年から使われており、やはり実際に使われていた方たちの票が多かったです。当時はラーメンが一杯100円、1ヶ月の給料は2万円などの時代だったそうで、今とは「1万円」の重みが全く違ったそうです。そのため、子どもの頃はまず目にすることはなく、逆に父親目線としては聖徳太子のお札を持って帰るのが"威厳"だったそうです。私たちの知らない時代の面白い話を多く聞けました。
3位は渋沢栄一のお札でした。
3位とはいえ5票と少ない数字でした。選ばれなかった理由としては、デザイン的な点が多く、「おもちゃみたい」「写真に違和感を感じる」「『10000』の表記がパッとしない、漢字の方が良い」などがありました。みなさん見慣れていないこともあり、どうしても過去や今のものと比較すると選ばれないようでした。それでも中には、「『令和』と同じで人間というのは、初めは微妙だと思っても慣れたらそれをいいと思う」という意見もありました。慣れというのは大きなポイントかもしれません。
私は学生の頃にも、卒業論文のために大学生200人にアンケートをとった経験があったのですが、やはり知らない人に話しかけるのは勇気がいるものです。それでも、いざやってみると話が盛り上がったり、予想外の回答が得られたり、知らない人だからこその楽しさもあります。
今後は実際にカメラを持っての街頭インタビューや、電話で交渉することもあります。いかに聞きたいことを引き出すか、対応してもらった相手に嫌な思いをさせないか、経験を積んで交渉術を身につけていきます。