三脚を持って走る女!?
2014/09/09 by AD新垣
「お疲れ様でしたーーーー!!!!」
約三ヵ月間関わっていた24時間テレビが遂に終わってしまいました。
私が初めて携わった番組『24時間マラソン』
この番組の裏側班として活動をさせて頂きました
誰もが知っている国民的特番、かつ大好きなマラソン。
私にとっては贅沢な環境だったことを改めて実感しています
初めにやる仕事は、ひたすらリサーチリサーチリサーチ・・・
ランナーであるTOKIO城島茂さんの情報をひたすら集めます。
ジャニーズ雑誌を熟読、TOKIOの曲を聴いたりライブ映像を観たりもしました
(ジャニーズ好きには天職な気もします)
ランナーの練習日にはカメラマンの傍で三脚を持って先回りをします。
要は、3kg程ある三脚を持って全力疾走をします。
初めての現場、初めての番組ではありますが
「出来ない」は自分の中から抹消しました
走ることに5年ほどのブランクはありましたがそのブランクも抹消
AD=アシスタントディレクター
ディレクターのアシスタントを全力ですることは常に意識
気づけないことも多くて日々の反省と目標立ては欠かせませんでした
練習が終われば撮った映像を取り込み、キャプションを作り
抜きの画を作ります
そんなこんなであっという間に一週間、一か月と過ぎて行くのですが
日々の練習や合宿を通してスタッフ、ランナーとの絆も深まっていくのをひしひしと感じられました
その中の一員になれたのかと思うと尚更「がんばろう!!」と自分の中で奮い立たされます
近くなればなるほど準備も多くなり、番組に使う必要な映像を集めたり、事務所から許可を得たりと
バタバタし過ぎて時間の感覚を失う程でした。
寝たのか寝てないのかも分らないまま当日・・・
初番組で務めることになったチーフAD
他のADに指示したり、仕事を振り分けたり、
更にはその最中にディレクターから指示されたり、と
自分だけでも必死なのに仕切らなければならない状況にパニックです。笑
ランナーがいよいよ出発
そこからがまた新たな仕事のスタートです
どこの地点でどのカメラマンが降りるのかを把握
ドライバーを案内
停める場所を確認したらカメラマン・ディレクターにも伝えにいきます
また、ランナーがあとどれくらいで来るのかも常に把握していなければなりませんでした
撮り終えればテープの回収と素材管理
バイク便との連携でそのテープは編集所へ送られます
休憩所に行けば弁当のピックアップ
ディレクターのフォロー
24時間、気も心も休まりません!!
しかし、傍で走っているランナーを見ていると休みたいとも思いませんでした
また、常に聞こえる沿道の声援すら自分に言い掛けてくれているんじゃないか、という錯覚まで起こしてめちゃくちゃ頑張れました。改めて、自分のポジティブさにも感謝です(ありがとう、新垣)
そうしている内にあっという間に武道館
ラストの武道館前は傍を走って応援させて貰えました
泣きながら全力で声を掛ける新垣
ずっと練習を共にしてきたランナーがゴールテープを切った瞬間は言葉では言い表せれない位に感動しました
感動と同時に「終わった・・・」という達成感、寂しさも同時に込み上げてきました
拍手を送っているとスタッフや坂本コーチが「よく頑張った!!」と声を掛けて下さったので
本当にやって良かったと思いました
感動に浸っていますがまだまだラストスパートがあります。
24時間テレビが終わったと同時に裏側班チームは編集所に移動
翌日(9/1)に放送される『24時間マラソンの裏側』の編集が残っています
ディレクターもADも気を引き締めなおして編集編集編集
ADはコピーをしたり弁当の発注をしたり、ディレクターの作業をアシストしたり
まだまだ寝れません。泣
全ての編集を終えたのが放送数分前!!!
局と編集所を猛ダッシュで行き来してなんとか間に合いました!!
放送を見てはまた泣いて、自分の集めた映像が使われては喜んで・・・
初めての感情でテレビ画面を見ていました。
「本当に終わった・・・」
なんと言っても嬉しかったのは【新垣 夏貴】の名前がエンドロールに載ってるーーーーー!!!!!
感動です。新垣、震えました。さっそく親に報告です。
「忘れてた、沖縄では日テレやってないんだ。」