VTRの制作に初挑戦!
2014/05/12 by 新人AD 中村
こんにちは。
五月病なんて吹き飛ばし、全力で駆け抜けます!
新人AD中村です。
先日の「大反省会」ブログに引き続き、
1つの作品にするまでの新人AD体験記をお伝えしたいと思います。
チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンでの撮影を終え、会社に戻った私達は
スポーツボランティアの魅力を伝えるVTRを制作することに初挑戦しました。
まずは撮影した映像の中から魅力が伝わりそうなものをチェックし、
それをもとに、オープニング・本編・エンディングの構成表を作成します。
構成しながら撮影できていなかった私達は探すだけでも大変でした。
社長との打ち合わせを繰り返し、
単調な映像にならないよう地点ごとに視点や伝え方を変えながら構成していきます。
同時に映像に合うナレーションやスーパーも考えなければいけません。
※スーパー:映像に文字や図形などを重ねること テロップとも呼ばれる
重要なボランティアの声が生かせてなかったり、
全体を映した画(引き画)が続いてしまったりと直し、直しの毎日です。
そして、先輩に教わりながら、Final Cutで映像を編集します。
たくさんの専門用語と使い方を、メモしつつ、、、体で覚えながら進んでいきます。
毎日ここまで仕上げるという目標を立て、間に合いそうになければ徹夜で挑みます。
今では椅子が3つあれば、どこでも寝られます!
ちなみに私は身長が低いので2つでも爆睡できました。
そんな時に先輩方が声をかけてくれたり、「コンビニ行くか?」と夜食をおごってくれたり
と嬉しいこともたくさんありました。
次に編集した映像にナレーションやスーパーを加えます。
地方出身者が多い私達は正しいイントネーションで話すことにも一苦労!
スーパーも全体的に統一感を出すために色や大きさを考えながら配置していきます。
また、写真や画像を入れ、より分かりやすいよう工夫したり、
オープニングやエンディング・タイトルにBGMを流したりと映像を引き立てます。
そして、全てをつなげた映像をDVDに入れ、それを見ながら打ち合わせ、
直しの作業を繰り返していきました。
ついに迎えた締め切り日!
前日から更に追い込みをかけ、朝までより良いものにしようと粘り、完成させました。
撮影から編集までVTRの制作を体験して
構成しながら・ブレずに撮影できてなかったために使いたい所の画がつかえないこと
体験していない方にもわかるように伝えたいことを伝えられる編集をすること
1秒単位の編集の違いで良くも悪くもなること などなど
初めてでとても難しかったですが、たくさんのことを反省し、学ぶことができました。
社長からも、締め切りは何にでもある。そして直し、直しを繰り返すことが演出になる。
だから妥協を許さず、この反省点を次に生かしてほしい。とお言葉をいただきました。
今回の経験を必ず生かして、今後もたくさん成長していきたいです。
そして、先日。
DVDを送らせていただいた大会運営の方からもマラソン大会を無事に収めることができた
という御礼とDVDを見て、導入部分からボランティア・ランナーのインタビューまで
素晴らしい内容でしたと、とても嬉しくもったいないくらいのお言葉をいただきました。
映像を通して感情を伝えることは本当に難しいと実感しましたが、
視聴者の方が喜んでくれるものを制作できるようにもっと頑張っていきたいと思います。