子どもに伝えたい伝統行事8
2014/02/03 by 新人AD R.K
こんにちは!
新人ADのキッカワです。
今日は日比谷神社の節分祭に行ってきました。
以前にも節分について書かせて頂きましたが
今日は豆を撒く時の『掛け声』について書きたいと思います。
一般的に掛け声は「鬼は外、福は内」ですが
そうでないところもあるみたいです。
福島県の二本松地方では「鬼は外」と言わないか、
あるいは「鬼外」と「は」の音を抜いていたようです。
これは二本松藩の殿様が丹羽氏であったため
「鬼は外」と言うと「お丹羽様外」に
なってしまうという所からきているそうです。
また、群馬県藤岡市鬼石地区では「福は内、鬼は内」で、
これは鬼が投げた石でできた町という伝説があり、
鬼は町の守り神だからだそうです。
そして一番ユニークだなと思ったのが
茨城県つくば市鬼ケ窪の「あっちはあっち、こっちはこっち、鬼ヶ窪の年越しだ」です。
あちこちで追いやられて逃げ込んできた鬼がかわいそうで追い払うことができないため
「あっちはあっち、こっちはこっち」。
節分の豆まきは新春(春分)を迎える前日の厄払いであり、
昔は新年を迎える前日としてとらえていたので
「鬼ヶ窪の年越しだ」という掛け声なんだそうです。
鬼にも助けられている地方や優しい地方があるんですね!
最近では、恵方巻きを節分に食べるのがブームになり
豆まきが薄れてきている様な感じがしますが
日本古来の伝統行事ですので豆をまくという習慣を
自分の中で風化させないようにして
節分という行事をしっかり伝えていきたいと思います。