努力の先にあるモノ
2013/06/06 by ADツバキハラ
ADのツバキハラです。
昨日、東京ドームに巨人対日本ハムの試合を観戦しに行ってきました。
野球を生で観戦したのはかなり前で、もう何年前というのも覚えていない程でした。
正直、前日のサッカー日本代表選の後だったので、
その熱に比べたらそこまでの盛り上がりはないだろうと、私自身思っていました。
しかし、野球を甘く見ていた事を痛感しました。
私は野球に関してルールや多少の知識はありましたがそこまで詳しいわけではなく、
せっかく行くのであれば野球通の方と行こうと思い、
仕事終わりで疲れている友達に無理を言って同行してもらいました。
ドーム内に入った瞬間、埋め尽くさんばかりの観客と声援。
その盛り上がりに一気に呑み込まれました。
友達が逐一、選手の情報を教えてくれたり解説をしてくれたりしていましたが、
私は周りの応援に合わせて騒いでいるだけで、友達を疲れさせていました。
しかし、ただ野球を楽しんだだけではありません。
席は丁度、中継カメラの後ろ。
撮影している様子が伺え、カメラの操作や映像の切り換えを目の前で見られたことに感激しました。
そしてもう一つ、注目したのはオーロラビジョンと呼ばれる大型スクリーン。
以前、サブコン、副調整室でのスイッチャーという仕事について学びました。
収録の際、映像や音声の切り換えをする重要な役割です。
オーロラビジョンには常に試合の状況が表示されていて、一球一球の球速やヒットを打った際の表示、CMや観客を映した映像まで、さまざまに切り替わります。
それはスイッチャーの仕事にも精通するものなのかな、
と思いながら頻繁にオーロラビジョンに目をやっていました。
もちろんテレビでも放送されていますし、観客も観ています。
決して間違えられない生の仕事と思うと、試合よりもカメラやスクリーン、さらにワンセグで観た中継の方に意識が行くのは、
制作としての見方が少しは身についてきたのかもしれません。
しかし最後の最後、延長10回裏での小笠原選手のサヨナラ3ランには、只々はしゃいでいました。
本当に格好良かったです。
試合終了後にオーロラビジョンに映し出された原監督の目に涙が浮かんでいたのも印象的でした。
野球選手になるには、並々ならない努力が必要なはずです。
そして、その努力をしていても、プロにはなれない人もいます。
小笠原選手は昨年ホームランを打っていないそうです。
プロの選手になってからも努力を続けていったからこそ、あのサヨナラホームランが生まれたのだと思います。
ヒーローインタビューの際、小笠原選手自身も頑張り続けて良かった、と仰っていました。
私もいつか一人前の制作者を名乗れるよう、今は只々努力をしていこうと思います。