東京マラソン2013
2013/04/02 by イリエ
新人ADのイリエです。どうぞよろしくお願い致します。
さっそくですが、私の研修についてお話しします。
ブームアップでは、入社前に研修期間が設けてあり
私の研修では、東京マラソンを先輩ADと一緒に担当しました。
今回の東京マラソンは、芸能人の方に走ってもらい
元気や勇気を与えるといったものではなく、
一般市民の方だけで走ってもらい、
“市民だけで走ってもこんなに盛り上がるんだ!”
という『市民の力』を、
ここ東京から世界に向けて発信するというものでした。
また市民ランナーの中には
夫婦で走った合計タイム、重しを背中に背負い、走ったタイムに挑戦する
ギネス挑戦ランナーもおり、そのサポートも行いました。
はじめに東京マラソンを担当になったと聞いた時は
簡単なものだと思っていました。
しかし今回ランナーの走るペースが早いので、
その方の後ろを走って撮影する撮影ランナー
(カメラを持って走る分、市民ランナーよりも体力を使う)の撮影方法、
撮影に使うカメラのバッテリー交換方法や交換に要する時間、
交換場所などと考えても切りがないくらいに多くの問題が出てきます。
実際に研修を行って分かったことは、
『仕事に簡単も難しいもない』ということです。
また、実際の流れなどを確認する打ち合わせの連続と資料作りで、
時には寝ないで次の打ち合わせにいく日もありました。
当日に近づくにつれて忙しさも増し、業務の多さからミスをしてしまい、
先輩ADに迷惑をかけたり、上の人に怒られる時もありました。
『熱のこもる打ち合わせ』
『日々大きくなっていくプレッシャー』
『頭の中で繰り返すシミュレーション』
そして迎えた当日。
やれることはやったのに不安に襲われていた私に目の前でランナーが
一生懸命、力強く地面を蹴り上げ走る姿を見て、不安が吹き飛び、自然と
「がんばれー!」
と叫び、応援していました。
忙しく、大変な日々でしたが、
元気に走るランナーを見て報われた気持ちになりました。
今思い出しただけでも感動して鳥肌が立ってきます。
これは現場にいる人しか味わえないものです。
またギネス記録に挑戦するランナーも全員がギネスを達成でき、
それに立ち会えたことに感動です。
中にはギネス達成が夢だった方もいて、
その方の夢の架け橋になれた喜びでいっぱいです。
市民ランナー一人一人にそれぞれの目標があったはずです。
『完走したい』
『ギネス記録を達成したい』
『自分の走っている姿を大切な人に見せたい』
そのような思いを
運営に関わったすべての方々が力を合わせたからこそ、
東京マラソンを成功させることができ、
その思いをつなぐことができたと思います。
ランナーに頑張ってもらいたくて応援していたのに、
気づけば走るランナーから頑張れと言わんばかりに元気をもらいました。
応援していたつもりが応援されていた。
会社の理念を肌で感じることのできた研修期間でした。
このような機会を与えていただいた全ての方々に感謝しています。