箱根駅伝の裏側②
2013/01/08 by K.N
皆さん、お正月は楽しまれましたか?
箱根駅伝でも観ながらゆっくり…という方も多かったではないでしょうか。
今回私は『もうひとつの箱根駅伝』という番組に携わらせていただきました。
『お正月はどうするの?』
『箱根駅伝に行ってくるよ!』
『毎年観てるよ!!頑張って!!』と、会う人会う人に言われ、箱根駅伝の人気の高さを実感しました。
1月2日、大手町からスタート。
各校、準備中の選手、監督にインタビューをしました。
選手は多くの報道陣に囲まれながらも、イヤフォンをしたり目をつむったりして、ストレッチをしながら集中力を高めていました。
静かな闘志を燃やす選手たちを前に、緊張感がこちらにも伝わり私も思わず武者震いしました。
私の担当はプロデューサーの指示を各地点のディレクター、カメラマンに伝えることでした。
スタート前に私たちの班はゴールの芦ノ湖へ向かい、車についているテレビを観ながら、各所に電話をかけ続けました。
『中央大学の選手に何かあったようです、予定変更で大至急向かってください』など、突然の指示に、皆さんも柔軟かつ迅速に対応してくださいました。
また、5区を走ったある選手にインタビューをいただくため、選手を連れインタビュールームまで向かう約2キロの道のりを選手と二人で歩く機会がありました。
そこは5区にもなっている急な山道だったので『ここの風が強くて足が止まりそうだった』や、
『AKBだったらあの子が好き』など、駅伝には関係のない話などもして、やっぱり普通の大学生だ
なぁと急に身近に感じることができました。
現場を担当すると、こんな楽しさも特権だなと思いました。
駅伝が終わったあとは二日後に迫るオンエアに向かって急ピッチで編集をしていきました。
各地点、担当したディレクターが必要そうな映像をつなぎ、それをチーフDが編集していきます。
選手の倒れそうになりながら襷をつなぐ映像や、無念の途中棄権の映像は編集で何度観てもジーンと感動しました。
『もうひとつの箱根駅伝』は、箱根駅伝に密着する番組なので監督車や、走った直後の選手の本音が垣間見れる番組です。自分の番組ですが、オンエアをみて、更に感動し涙がでました。
頑張っている人、それを応援する人に密着し、視聴者の方に感動伝える、とても素敵な仕事だと、今回改めて感じました。
私はまだまだ微力ですが、今後もそういった番組に携わっていきたいと思います。