箱根駅伝の裏側①
2013/01/07 by Y.I
明けましておめでとうございます。
昨日(6日)にOAされた「もうひとつの箱根駅伝」(日本テレビ)に
ADとして参加させて頂きました。
私の担当した場所は、鶴見と小田原の中継所で、
生中継で撮影しきれない選手の表情を撮影するというものでした。
走る直前のピリピリした雰囲気。
インタビューを受けて頂けるのか不安に思っていたのですが、
実際に取材をお願いすると、ほとんどの選手が快く引き受けてくれました。
そして、選手のインタビューで必ず出る言葉が「襷をつなぐ」ということ。
箱根駅伝に出る為に、マラソン漬けの日々を送った彼らの発する一語一句は
とても重いものでした。
今回の箱根マラソンでは選手の大きな障壁となったのが『風』です。
皆さんは風速18Mの中でマラソンをしたことがありますか?
多分、無いと思います(笑)
長年箱根駅伝に携わってきた某大学のコーチに伺っても、
これだけの突風の中で行われるのは初めてだったそうです。
ちなみに私も試しに逆風の中走ってみましたが、まっすぐ走るのは無理で、
よろよろと蛇行して走るのが精一杯の状況でした。
そして突風の中を走り終わった後の選手のインタビュー。
笑顔で水ぶくれのできた足の裏を見せてくれる選手、
納得できる走りができなくて大粒の涙を出す選手など
様々な表情を見ることができましたが、ある大学の4年生の選手が、
「これでマラソン生活が終わっちゃうんだな…」と呟いたのが
とても印象的でした。
2日、3日と取材をさせて頂いて、
色々な選手の情熱や思いを見ることができました。
来年の箱根駅伝ではどんなドラマを見せてくれるのでしょうか?
年明け早々、来年のことを考えてしまう今回の箱根駅伝の取材でした。